1.洗米・浸漬米・蒸米

お米の糠を取り除くためにを洗米し水に浸し充分に水分を吸収させます。お米の成分はタンパク質、でんぷん、脂肪から出来ています。お米を蒸して、冷却します。これは麹菌の繁殖を容易にし、また、酵素の作用が働きやすくするためです。

2.麹造り
米こうじを造ります。

3.もろみ醗酵
「もろみ」の醗酵をします。「米こうじ」と「蒸米」をタンクに入れ、酵母により醗酵させ「もろみ」を造ります。
麹には数十種類の酵素があり、その作用はでんぷん質を糖分に、タンパク質をアミノ酸（旨み成分）に換えます。
脂肪分から香気成分を造ります。さらに酵母の働きで、高沸点のアルコール（高浸透圧）が醸成されます。

4.搾り・ろ過・加熱殺菌・長期熟成
出来上がった「もろみ」をまず、圧搾機で粗搾りして、液と酒粕に分離します。さらにミクロンフィルターで精密ろ過をします。
ろ過された液を、プレートヒータ（熱交換器）で加熱・殺菌します。そして、タンクの中でじっくりと長期熟成させます。

5.製品分析検査

製品の品質、規格はもちろん、安心、安全をお届けするために、常時点検をしています。

6.容器の検査・洗浄・殺菌
容器は回転機により先に外側を温水で洗浄し、続いて内側も熱水で殺菌されます。

7.びん詰め。打栓（キャップ）
容器の殺菌が済んだら充填機で味の母を充填します。（充填される味の母は熱交換機で殺菌されています。）
定量入ると直ちに打栓（キャップ）密閉されます。

8.検品
打栓された製品の側面を熱水シャワーで洗浄し、エアーで乾燥します。さらに製品を倒立させて検品します。

9.インケーサーで箱詰め
検品が済むと、すぐに製品にラベルが貼られ、同時に賞味期限も刻印されます。完成した製品はインケーサーで規定の本数を箱詰され、テープにて封印し、重量の検査を行い倉庫に保管されます。

10.お客様の元へ
このようにして完成した「味の母」を、お客様の元へお届けいたしております。